スーパーでは沢山の種類のお塩が売られています。
戦後から平成の時代、飽食となり、病気が増え、減塩が当然かのようにされてきました。
管理栄養士のわたしも、減塩について一生懸命勉強をしてきました。
ですが、現在は自然派の人たちの間ではお塩は取った方がいいと言われています。
でも、どの塩でもいいわけではないのです。
体にとって、塩はとても大切な物。
無かったら死んでしまいます、でも精製塩の摂り過ぎは良くない。
そこで、天然のお塩が推奨されます。
天然塩は、健康志向の人や食材にこだわる人達に選ばれます。
ここでは、体に良くて美味しい天然塩について詳しく解説します。
天然塩とはどんなもの?
天然塩は、海水や塩湖から採取された塩です。
海水や塩湖の水を天日で蒸発させたり煮詰めて作られる塩です。
主に化学的な加工を施さず、自然の力や加熱だけで製造されます。
そのため、天然塩にはミネラルが豊富に含まれています。
天然塩は78%が塩化ナトリウム。
塩化マグネシウムが9.6%、硫酸マグネシウムが6%、塩化カリウム2%、その他が0.3%。
天然塩の中には80種類以上の元素が入っていることが確認されています。
ナトリウム、クロール、マグネシウム、コバルト、銅、亜鉛など、人には欠かせないものは全て含まれているとのこと。
西洋ではにがりがMother Liquor,Mother Waterとして使われてきました。
中医学では塩が生薬として使われています。
サンスクリットではSaindhava、眼を健全に保ち、消化を促進するとも。
ナチュラルな風味と独特なうまみ、味わいが特徴です。
これらのミネラルは、人間の体内で重要な役割を果たします。
天然塩は、その採取地によって異なる特徴があり、独特な風味や色を楽しむことができます。
選ぶ際は、どのような料理に使用するかを考慮に入れると良いでしょう。
一方で安価で売られている『精製塩』はミネラルが取り除かれた、純粋な塩化ナトリウムです。
こちらはあまり勧められていない、減塩した方がよい種類の塩になります。
塩の種類
塩にはいろいろな種類があります。
- 精製塩
- 天然塩(自然塩)
- 再生加工塩です。
- この見分け方は商品の裏を見ると、どの方法で作られたのか記載されているので見分けることができます。
- この見分け方についても詳しく見ていきましょう。
精製塩
海水を電気分解させ、ミネラルなどを取り除き、純粋な塩化ナトリウム(99%以上)の結晶としたものです。
学校での実験や工業用、食卓塩として使われるものです。
スーパーで売ってる一番安いやつです。
大量生産が出来て安価なため、加工食品や給食などに使われるのものはこれが多いです。
私が働いていた施設、飲食店などではすべて精製塩でした。
(こだわりのある飲食店では細かく使い分けをしていました。)
舌にピリッとした塩辛さを強く感じます。
製造工程に『イオン交換膜』『立釜』『乾燥』と書いてあります。
見た目はサラサラ、均一で綺麗な白です。
ナトリウムが豊富でミネラルが取り除かれているため、重しやバスソルトとして使うと良いです。
味噌を仕込んで密封するときに、みその上にフィルムをして、その上に精製塩、蓋をして保存しています。
カビが生えにくいのです。
天然塩(自然塩)
天然塩は太陽や風などの自然の力を活用したり、平釜で煮詰めるなどの方法で作られます。
天然塩は塩化ナトリウムの割合が低く、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
産地によって成分や色が違います。
丸み、甘み、旨味のある塩味になります。
食品表示として、工程に『天日』『平釜』『逆浸透膜』と表記されています。
天然塩は作られるのに手間と時間がかかるため、価格は高めとなっています。
神宝塩の工藤先生によると、自然界で放置されてできた自然塩というのは、微量ミネラルが飛んでしまうとのこと。
ナトリウムが多いお塩が出来上がる。
人間が加熱やかき混ぜたりと手を加えることによってミネラルを残すことが出来るそうです。
色々なお塩をなめて比べてみるとなんとなく納得します。
有名なお塩ではぬちまーす、粟国の塩、海の精などがあります。
再生加工塩
再生加工塩は主な原材料が海外のものです。
メキシコやオーストラリアの天日海塩を使っており
食品の表示にある製造工程に『溶解』『立釜』という文字が入っています。
ここにまた2種類あります。
- 輸入された塩を日本の海水に浸して溶かし、それを再加熱して作ったもの
- 天日塩を溶かし、にがりと合わせて作られたもの
原料に天日塩、海水となっていれば海水に天日塩を溶かしたもの 天日塩、にがりと書いてあれば天日塩ににがりを加えたものです。
再生塩の中には立釜をつかって、ミネラル分を取り除いてしまっているものもあれば、平釜を使って残しているものもあり、にがりが使われているものは、精製塩よりもミネラルが豊富な塩ということができます。
ものによって平釜でじっくり作られているものもあり、精製塩よりは値段が高いです。
有名な赤穂の塩、伯方の塩が再生加工塩です。
わたしは梅干しや漬物を作る時、花藻塩を使って作っています。
簡単に作れる!疲労回復・解毒・若返り効果抜群の梅干しを作ろう!
また、シママースは味噌作り、鼻うがい、浄化やお風呂に主に使っています。
天然塩の種類とその特徴
天然塩にも色んな種類があります。
- 岩塩
- 海塩
- 湖塩
です。
海塩の特徴
海水を蒸発させて作る塩で、しょっぱさに加え、ミネラルの旨味が感じられます。
太陽や風の力を利用した『天日』、『平釜』と呼ばれる釜で煮詰めて濃縮して結晶にしたものなど、昔ながらの製法で手間暇かけて作られたものが海塩です。
有名なのがフルール・ド・セル
カマルグ、ゲランドなどが有名ですね。
わたしは以前スーパーで見かけた、このラバレーヌのお塩をパッケージで買いました。
カマルグの塩と同じ絵があります。
お値段が125gで1300円ほどでした。
お塩の結晶がとても美しいので、仕上げにぴったりです。
甘みが少なく、お肉やお魚料理に合うと思います。
岩塩の特徴
岩塩は、数百万年から数億年前の海水が結晶化してできたもので、非常に純度が高いです。 主な生産地は、ヨーロッパ・北米・アジアなどがあります。
地下に埋蔵されている塩の結晶を採掘したもので、辛めの塩気が特徴です。
こちらピンク色が可愛いお塩です。
こちらもまた、お肉やお魚料理に合います。
湖塩の特徴
塩湖から採れる塩で、バランスの取れた風味とミネラルを含んでいます。
主な生産地はボリビア・オーストラリアがあります。
日本ではとれないので、輸入品となります。
塩味が強く、甘味が弱く感じられます。
高級食材のお店で見かけて買ってきてしまいました。
トウモロコシに付けるとおいしいと聞きました!
私は主に浄化、頭や肩に乗せてお風呂に入るのに使います。
天然塩の見分け方
上記のおさらいになりますが、原料と製造工程で見分けることができます。
商品パッケージに記載されている「原材料」と「製造工程」の欄を確認しましょう。
原材料:海水のみを使用しているもの
製造工程:天日干しや平釜など
(イオン膜や電気分解などの工程が記載されているものは精製塩です)
天然塩の選び方のポイント
料理の種類や目的に応じて、天然塩、海塩、岩塩、湖塩、藻塩を使い分けましょう。
天日干しや平釜などの自然な製法で作られたものを選ぶと良いです。
まずは味わってみましょう。
ミネラルが豊富なものを選び、健康に配慮することが大切ですこれらのポイントを踏まえて、自分に合った天然塩を選んでみてください。
おススメなのは、やはり作っている方のお顔や作り方、場所などが紹介されているもの。
とても有名な人気のお塩でも、実際に使ってみないとわからないこともあります。
今回色々と調べていて、ずっと気になっていた塩を購入いたしました。
こちら、わたしが好きな海の近くで作られているお塩。
『神宝塩』です。
硫黄のかおりがほんのり。
甘みもあり、小さな入れ物に入れて休憩時間にちょっと舐めています。
ほんと美味しいんです…
現在は『さとうみつろう』さんが紹介されていたからか、入荷待ちなようです。
冊子付を購入すると、工藤先生がどのくらい愛情を込めて作ったかということが分かります。
工藤先生のお住まいがとっても素敵な地域ということもポイントかと笑
塩の与える健康への影響
厚生労働省が推奨している一日の塩分目安量は
成人の男性が7.5g、女性が6.5gです。
正直に言います。
これは精製塩の場合。
今、身近にある既製品の裏にある食塩の量を見てみましょう。
たとえばカップラーメンです。
何グラムと記載されていますか?
みなさん一日の摂取量を軽く超えて摂取していると思います。
摂取したいのは『天然塩』です。
外食や既製品に含まれているのはほぼ『精製塩』です。
塩が健康に与える影響について詳しく見ていきましょう。 ミネラルの効果、血圧への影響、そして健康的な摂り方に焦点を当てます。
- 天然塩に含まれるミネラルとその効果
- 天然塩と血圧:よくある誤解
- 健康に良い塩の摂り方
天然塩に含まれるミネラルとその効果
精製塩は99%以上が塩化ナトリウムです。
天然塩は精製塩とは異なり、塩化ナトリウムは約78%。
その他、多くのミネラルを含んでいます。
ナトリウム・マグネシウム・カリウム・カルシウム・亜鉛・クロム・セリン・銅・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン など。
主なミネラルはナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムです。
ぬちまーすはギネス記録をとりました。
毎日体の中から出ていくものであり、細胞の代謝には大切なもの。
健康に生きていくための重要な役割を担っています。
特にカリウムやマグネシウムは、心臓の健康や筋肉機能のサポートに不可欠です
ナトリウムの体内での役割
悪者に見られがちなナトリウムですが、大人の体内には100gほどあると言われています。
ナトリウムには大事な役割があります。
細胞外液の浸透圧維持、糖の吸収、神経や筋肉細胞の活動等に関与、骨、骨格の維持。
過剰摂取により浮腫や高血圧が起こると言われてはいますが、それは『精製塩』がふんだんに使われた加工食品が主に原因と思われます。腎機能の低下による制限が必要になることもありますのでご注意下さい。
☆ナトリウムの生理作用
- 筋肉・神経の興奮性を弱める
- 血漿などの細胞外液の浸透圧保持の調節
- 体液をアルカリ性に保つ
- ブドウ糖などの腸管吸収、カルシウムなどの細胞膜浸透に関与
☆欠乏症状
- 長期に及ぶ欠乏は消化液の分泌が減退(特に胃液)
- 食欲減退、倦怠、精神不安、疲労感
- 急激な欠乏の場合は倦怠、めまい、無欲、失神など
カリウムの体内での働き
カリウムは体内のナトリウムのバランスを保ち、高血圧の予防に役立ちます。
成人の体内に約200g含まれます。
☆カリウムの生理作用
- 心臓機能・筋肉機能の調節
- 細胞内液の浸透圧を一定に保つ
☆カリウムの欠乏症
- 筋力が低下し、筋無力症、または麻痺状態
- 腸が麻痺して腸閉塞症、膀胱が麻痺して拡張
- 近くがにぶくなり、反射が低下
マグネシウムの働き
マグネシウムは神経機能の正常化や骨の健康を支えます。
☆生理作用
- 刺激による筋肉の興奮性を高める
- 刺激による神経の興奮性を低める
- ある種の酵素の作用を活性化
☆マグネシウムの欠乏症状
- 血管が拡張して過度に充血し、心悸亢進(動悸)が見られたりする
- 神経が興奮しやすくなる
どれもこうしてみるととても大切な成分で、ナトリウムは夏場では
すぐに生死にかかわるようなものです。
海外では薬としても使われてきた塩。
ホメオパシーのレメディにもNatrum Muriaticum(天然塩)として基本のセットに入っています。
天然塩を選ぶ際は、これらのミネラルが豊富に含まれているものを選ぶことが重要です。
天然塩と血圧:よくある誤解
- カリウムが豊富な天然塩は、ナトリウムによる血圧上昇を緩和する効果が期待できます。
- 適量を守ることで、塩分摂取のデメリットを抑えつつ、ミネラルを効果的に取り入れることが可能です。
現在はある程度血圧の高い人の方が健康で長生きとも言われています。
とはいえ、高血圧の人や、塩分制限が必要な場合は、医師の指導のもとで摂取量を管理することが重要です。
天然塩でも過剰摂取は避け、健康的な食生活を心がけることが大切です。
さとうみつろうさんの動画の切り抜きです。 いつもハッとさせられることを伝えて下さってます。
日本で健康的なものが避けられるようになったのには裏がありそうです。
人を弱らせるためというお話が昔からあります。
あなたはどう思いますか??
GHQが行った日本人弱体化計画
— Poppin Coco (@PoppinCoco) June 3, 2024
⚠️【塩抜きの刑】⚠️
日本人の優れた能力に恐れたGHQが戦後に行ってきた日本人弱体化計画の一つが『塩抜きの刑』です。… pic.twitter.com/fMSWLddGuY
健康に良い塩の摂り方
天然塩を健康的に利用するためには、適切な摂取方法があります。
最近筆者はネットで取り上げられていた健康回復工房さんの神宝塩を使っています。
生活習慣病を塩で治すという冊子から抜粋してみました。
減塩信仰にとらわれずに、どんどん30~40gでもいい塩なら問題ない。
塩は血液の浄化もしてくれる。
細胞の修復もしてくれる。
細胞さんやミトコンドリアさんが使います。
生食が少なければ、体内酵素づくりで使われます。
くよくよ、イライラでも使われます
いい塩なら3-6ヶ月食べ過ぎることです。
一ヶ月は醜くなります。
体内が汚れた池のようになっている人は。
清掃なくして健康はありません。
生野菜、果物と一緒に取れば効果的です。
とあります!
神宝塩、硫黄のニオイがしますが、いろんな産地のお塩とエネルギーが込められていてすっごく美味しいのです!!
世界の伝統海塩を集め、最高品質の九回焼き竹塩も入れ、13種類ブレンドしたものが神宝塩。焼き塩も天日塩も入ってミネラルバランスも整えました。
神宝塩と健康回復・治療
健康回復学 研究所 工藤清敏先生
摂取量を適切に管理することが基本です。
カントン水を作る
カントン水という言葉を知っていますか?
これはフランスの生理学者ルネ・カントンという人が、海水と血液のミネラル組成がとても似ているということで、失った血液の代わりに使ったという療法。
先ほどの工藤先生の著書にも書かれていました。
このポイントは精製塩ではなくて、ミネラルたっぷりな天然塩を使うこと!
食生活では摂取しにくいミネラルが、このカントン水で補給できるとのことです。
作り方は簡単。
お水に0.9%のお塩をいれるだけ。
500mlのお水に4.5gのお塩を入れるのです。
ここ、鼻うがいのお水の濃度と一緒!
人差し指、中指、親指でつまむひとつまみが1g、5cc計れる計量スプーン摺り切り1杯が5gです。
この濃度のお水で目を洗っても良いそうです!
ミネラルを適正に補給するだけで
・肉体的疲労の改善
・栄養疾患の改善
・貧血の改善
毛髪、脳、眼、肺、腎臓、脚、体のすべての細胞を活性化
が見込めます。
このカントン水、体内のミネラルが不足していると飲みやすく、補充されていくと飲みにくく感じるそう。
私はこの神宝塩を温泉水99 に入れて、フルボ酸を入れて飲んでいます。
X(旧Twitter)でもカントン水についてこんな紹介がされています。
毛髪、脳、眼、肺、腎臓、脚、体のすべての細胞を活性化するカントン水の作り方。
— ユー子@カンジダ情報発信中 (@yuko_candida) April 15, 2021
お湯500mlに小さじ1杯(5cc)の天然塩(ぬちまーすうるま推奨)を溶かす。
冷めないうちに飲む。
これを1日1L飲みます。
ミネラルが十分補充されると、塩の必要量が減り飲みにくくなってくるので、塩の量を減らす。
こちらの『ユー子』さんの投稿は勉強になるものばかり。フォロー推奨です!!
健康的な生活を送るためにも、天然塩の賢い選び方と利用方法を身につけましょう。
購入ガイド:最適な天然塩の選び方
質の良い天然塩を選ぶためのおさらいをしていきましょう。
購入前に確認すべきポイント、パッケージの見方、そして価格と品質のバランスをチェックします。
- 購入前に確認すべきポイント
- パッケージの見方と解読
- 価格と品質のバランス
これらのチェックポイントを押さえて、最適な天然塩を見つけましょう。
購入前に確認すべきポイント
天然塩を購入する際には、いくつか確認すべき重要なポイントがありました。
どこの塩なのか、工程や成分が選択の大きな要素となります。
- 天日塩、岩塩など
- 製造工程
また、再生加工塩には作った方のこだわりが込められているものも沢山あります。
裏の表記やサイトをチェックしてみましょう。
天然塩の保存方法
天然塩を長持ちさせるための適切な保存方法についても知っておくことが重要です。
湿気を避けて保存することが基本です。
密封容器に入れ、直射日光が当たらない涼しい場所に保管しましょう。
- 塩が固まらないように、定期的に容器を確認します。
- 湿気が多い場所では、乾燥剤を一緒に入れることも効果的です。
これらの方法で、天然塩を最適な状態で保ち、いつでも新鮮な風味を楽しむことができます
まとめ
お塩は生きていくためには欠かせない大切な物。
お薬としても昔むかしから使われてきた、天然塩。
ホメオパシーのレメディとしての塩『Nat-m.』は個人的に自分に合ったレメディでした。
お店には沢山の天然塩が並んでいて、それぞれのお塩にいろんなうまみや想いがぎっしりと詰まっていると感じています。
たくさんのお塩からあなたに好みの一品が見つかりますように!
Radhe radhe☆
美味しいお塩はここです。