あなたは『地球』や『宇宙』の構造を知っていますか?
最近『フラット・アース』という言葉をよく聞くようになりました。
そして図を見ていると、私がヴェーダの学びの中で習った図と似たものが
出てくることがあるのです。
A guide different cosmic Realms according to Vedic Hinduism
byu/CAPT-Mike_Bravo47 incoolguides
ヴェーダのページにもフラットアースについての記事がありました。
昔からの教えの中でもどうやら地球は平面だという話があるとのこと。
今回は、このヴェーダで伝わっているヒンドゥーの世界についてわたしが学んだノートから引っ張り出し、書いていきます。
この世界の区分については、学ぶ宗派によっても違うので、書かれていない世界もあります。
先生によっても解釈は違うかもしれません、ご了承ください。
Loka・ローカ 世界について。
我々のいる世界は14の世界『Loka(ローカ)』लोकから出来ています。
『ローカ』は空間を意味しています。
生き物が輪廻転生する空間。
正式にはlokadhātu(ローカ・ダートゥ)लोकधातुで世界を意味しています。
聖典シュリーマド・バーガヴァタム第3巻に
とあります。
https://www.iskcon-truth.com/bhu-mandala/fourteen-worlds.html より
見る図によって違いますが、ヴィシュヌ神の教えを元に学ぶ私たちの聖典では、私たちの住む世界は14の世界で表されています。
私たち人間が今住んでいるのが、Bhu-Loka(ブー・ローカ)というところ。
生老病死があり、痛みや苦しみ、悲しみ、喜びがある場所です。
一番上のブラフマ・ローカ、別名サッテャ・ローカが最も高く、そこにはこの世界を作ったブラフマーがいると言われています。
私たちのいるブー・ローカが一番真ん中で
そこから上の世界が高次元の世界。
下が低次元の世界と言われています。
この世界はブラフマーをも創造した創造主(ヴィシュヌ神)の身体の一部にも例えられています。
その部分も合わせて、細かくひとつひとつの世界の説明をしていきます。
Brahma-Loka ・ブラフマー・ローカ
Satya-Loka(サッテャ・ローカ)とも呼ばれます。
ヴィシュヌ神の頭の部分。
不滅のエネルギー、知識、至福で満ちています。
ですが、永遠ではありません。
この世界で最も高い世界であり、神々や天の精霊が住む場所と言われています。
ですが、宗派などによって、目指す場所はここ、もしくは別の場所と言われています。
詳しくは割愛!!
一番上の蓮華の花の上にいるのが『ブラフマー』です。
Tapa-Loka ・ タパ・ローカ
(タポー・ローカとも。)
ヴィシュヌ神の額部分。
神々や女神の住む場所です。
意識的なエネルギー、精神性の次元で、物質界への関心を持っていない意識が高いスピリチュアルな存在の住む場所と言われています。
Jana-Loka ジャナ・ローカ
जनलोक
ヴィシュヌ神の顔の部分
ブラフマーの息子たちが住む世界。
Mahar-Loka マハル・ローカ
महर्लोक
ヴィシュヌ神の首の部分
サンスクリットのMahas 「力」「偉大さ」「栄光」という言葉に由来しています。
偉大な賢者や、僧侶のような悟りを開いた存在の住む所です。
ヴァーナプラスタと呼ばれる規則原則に厳格に従った者が行ける場所。
Svar-Loka スヴァルガ・ローカ
स्वर्गंर्लोक
ヴィシュヌ神の胸の部分。
太陽と北極星の間にあり、インドラ、ガンダルヴァ、アプサラス、デーヴァ(ヒンドゥーの神々)リシの住む所。
デーヴァや地球で善人であり、高潔で献身的であった人が住むことの出来る場所です。
ここで暮らす期間は、その人の蓄積したプンニャ(徳)によって決まります。
バガヴァッド・ギーターでは、この場所は人々の最終目的地ではないと言われています。9-21
Bhuvar-Loka ブヴァル・ローカ
別名:Pitri Loka
ヴィシュヌ神の臍の部分。
幽界と言われている世界。
肉体から魂が離れた後にエネルギー体として通過する場所とのこと。
太陽、惑星、星があります。
私たちが今住むBhu-Loka,地球の真上、物質界と太陽の間に存在するといわれています。
教えにより、表に記載されていない時もあります。
大気の表面とも知られています。
激情の様式を持った人たちの住む場所。
https://www.iskcon-truth.com/bhu-mandala/fourteen-worlds.html
Bhu-Loka ブー・ローカ
別名:マヒータラ・ローカ
我々の住んでいる場所です。
ヴィシュヌ神の臀部。
われわれ人間や他の動物が住んでいます。
肉体を持ち、物的所有物や身体的欲求や執着のある場所。
大陸の真ん中には須弥山とも呼ばれる『メール山』があります。
その山頂にはブラフマプーリーと呼ばれる場所がありスヴァルガ・ローカまで届いています。
メール山のあるジャンブードゥヴィーパ(Jambudvipa)と言われる中心の大陸のまわりに七つの大陸(ドゥヴィ―パ)があり、蓮の形をしていると言われています。
陸地の周りは塩の海、シロップの海、ワインの海、ギー(精製バター)の海、固まったミルクの海、ミルクの海、フレッシュな水の海で囲まれていると言われています。
(諸説あります。)
SB5-16-19
月、太陽、惑星はここからスヴァルガ・ローカの間に存在しています。
太陽の光が当たるのは、ココの世界までです。
Atala-Loka アタラ・ローカ
ヴィシュヌ神の腿の上部分
Vitala-Loka ヴィタラ・ローカ
ヴィシュヌ神の腿部分
幽霊、ゴブリンなどが住むと言われています。
Sutala-Loka スタラ・ローカ
ヴィシュヌ神の膝部分
バリ・マハラージという敬虔な悪魔の王が住んでいる所。SB8篇
Talatala-Loka タラータラローカ
ここの部分はわたしは習っていないようです。
魔術に精通した悪魔の建築家Mayaの領域とのこと。
(https://en.wikipedia.org/wiki/Patala より)
Mahatala-Loka マハータラ・ローカ
ヴィシュヌ神の足首部分
タクシャカやカーリヤ蛇の住んでいる所
Rasatala-Loka ラサータラ・ローカ
ヴィシュヌ神のかかととつま先部分
悪魔たちの住む所と言われています。
Patala-Loka パタラ・ローカ
ヴィシュヌ神の足裏部分
パタラとはサンスクリット語で पाताल、 pātāla、足の下にあるものという意味になります。
シヴァの首の下がっている蛇、ナーガ族、ヴァースキー、ドリタラーシュトラの住む所。
バガヴァッド・ギーターに出てくる、悪い王様です。
この下に、アナンタシェーシャという蛇がいます。
その蛇はガルボーダカという大きな海の中にいて、ガルボーダカシャーイーヴィシュヌが
その蛇の上で横たわっています。
https://www.iskcon-truth.com/bhu-mandala/fourteen-worlds.html
おへそから伸びた蓮華の花の上にいるのがブラフマーです。
参考文献
BhaktiVedanta Vedabaseシュリーマド・バーガヴァタム
・https://www.shastriastrology.com/collections/astrology-services
・https://www.antaryami.com/hindu-mythology/8596/
・https://www.antaryami.com/hinduism/mysterious-14-lokas-hindu-mythology/
・http://www.hindupedia.com/en/Loka
まとめ
主にヴィシュヌ神のアヴァターラである至上主クリシュナを崇拝する、バクティ・ヨーガの文献から書いていきました。
ここに記載したヴェーダベースBhaktiVedanta Vedabaseでは無料で貴重な聖典を全て読むことが出来ます。
正しくは、正当な師匠・グルから学ぶものです。
もし気になった場合は先生から学ぶ道を選んでみてください!!
私自身が師匠から学んだ知識を書いていきましたが、更に深く学びたくなりました。
欲求はなかなか、尽きないものです。
では、また。
カルマの法則、輪廻転生って何?意味や根拠は?スピリチュアルなお話。